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商品の詳細
作曲: Jo.シュトラウス, J.シュトラウス, J.シュトラウス(1世)
指揮: クライバー(カルロス)
演奏: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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なぜウィーン・フィルは1989年のニューイヤー・コンサートにクライバーを選んだのか
1989年1月1日ウイーンでライヴ録音。ニューイヤー・コンサートというのは調べてみると、毎年変わる指揮者は、公式には「楽団員全員による投票によって決定されている」らしい。そして、曲目の選定は、ヨハン・シュトラウス協会会長やシュトラウス研究家など「シュトラウス一家の権威」が集まって行われていて、そこで決まった提案を指揮者とウィーン・フィルに送付し、この両者で検討されるらしい。そんな感じだからよっぽどウィーン・フィルの職人気質の面々に気に入られなければ選んで貰えない。1982年12月にベートーヴェンの交響曲第4番を練習中、意見の相違でウィーン・フィルの楽員と対立し、定期演奏会をキャンセルしてしまったクライバーを1988年に選んだところがまず面白いな、と思う。
1989年のニューイヤー・コンサートのクライバーは馬鹿におとなしい気がする。この辺なかなかクライバーの性格を知るものには不気味だが、これがVPOの設立150周年にもあたっていてまさに記念のニューイヤー・コンサートである1992年ではもうのびのびしています。他のニューイヤー・コンサートを遙かに凌駕する演奏なのだが、それにはリハーサル4回(10時間)を要求する徹底ぶりと、ウィーン楽友教会資料室の作曲家自筆譜をつぶさに研究して責任者のビーバ博士を驚かせた妥協の無さの産物に他ならない。こういうところがウィーン・フィルの面々にも受けるのだと思う。
ニュー・イヤー・コンサートには他にも制約があって、テレビ中継・レコーディングともども放映拒否・発売拒否できない条項が出演契約の中に含まれている。稀代のレコーディング嫌いであり、レコーディングしてもしょっちゅうお蔵入りにさせていたクライバーも、その条項を翻すことは出来なかった。また、アンコールとして演奏される3曲のうち、2曲目に美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウス2世)を、最あとの曲にラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス1世)を演奏するのがならわしとなっているのだが、クライバーはわざとアンコールの1曲目に力こぶを思いっきり込めている気がする。
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